編集日記

編集後記

2020年6月13日

平成から令和に
いぶし銀のスタッフが揃う

6月30日火曜日。いよいよ『倉木麻衣 トレジャーブック』(以下、トレジャー)が発売になります。

思い起こせば、企画が動き出したのは、平成のことでした。平成29(2018)年秋の「Mai Kuraki Live Project 2018 “Red it be ~君想ふ 春夏秋冬~”」の東京公演を拝見し、デビュー時から変わらず全力疾走を続ける倉木さんのステージとそれを盛り上げる熱いファンの皆さんとが作り上げる空間に感動し、本の構成を模索し始めました。

そして同年の12月8日、倉木さんはデビュー20周年YEARに突入しました。
くしくも翌19年は平成から令和へと年号が変わり、新時代への期待感が高まる中、8月には倉木さんの20周年を記念した全国ツアーがスタート。
この頃、トレジャーの布陣も徐々に固まっていきました。
カメラマンは、倉木さんの上品な艶を引き出し表現する大森直さん。
ライターは、女性誌などでヒューマンドキュメントを数多く手がけている加藤みのりさん。そして、音楽ライターにして劇場公開映画『Cu-Bop CUBA〜New York Music Documentary』の監督でもある高橋慎一さん。
アートディレクターは、トレジャーシリーズの多くをデザインし、造本装幀コンクールで受賞もしている岩嶋喜人さん。
職人気質のいぶし銀のメンバーが揃い、化粧函入り・上製本・オールカラーの超豪華本の制作が始まりました。

お宝発掘作業

トレジャーブックの特長は、トレジャー=お宝が収められていることです。
お宝選びは、倉木さんの思い出の品や資料探すところから始まりました。
音楽活動20年ですから、たくさんの記録や思い出があり、散逸しているものもあり、お宝探しは大変な作業でした。20周年YEARで多忙を極める倉木さんやスタッフの皆さんが、時間を見つけてあちこちをあたってくださり、数々のお宝が発掘されました。
そのひとつが、デビュー時のプロモーション用カセットテープ。プロモーション用に作成したもので非売品です。全米デビュー用、日本デビュー用の2本が見つかり、ファンの皆さんには非常に貴重なものです。
早速、お宝として採録すべく、レプリカ制作が可能かどうかを各方面にあたりました。20年前には、日常生活にあたりまえに溶け込んでいたカセットテープですが、今や貴重品です。ほそぼそと製造しているメーカーはありますが、オリジナルのような中のテープが見える透明なタイプができるかどうか。あれこれ捜して、中国のメーカーが引き受けてくれることになりました。

巻末にメーッセージと
サインが入り校了

取材がほぼ終わり、いよいよ編集作業が追い込みを迎える頃、まさかのコロナ禍がやってきました。
原稿やページデザインのやりとりはデジタル化されていますが、本の場合、制作の最後の工程では、紙の校正紙を印刷して確認します。校正・校閲者やデザイナー、倉木さんサイドとのやりとりは、宅配便などを利用して行いました。
お宝のカセットテープは、中国が封鎖されてしまったため、急遽アメリカでと話しが進みかけましたが、むしろアメリカのほうが深刻な状況になってしまい中国に戻りました。
巻末に倉木さんのメッセージとサインの原稿が入り校了したのが、5月下旬でした。
上製本であり、30点内外のお宝が収められるトレジャーは、通常の本より印刷工程にも時間がかかりますが、6月30日火曜日の発売に向けて順調に進行しています。
早く、素晴らしい仕上がりのトレジャーをこの目で見たいと思います。そして、読者の皆さまにお届けしたいと心待ちにしています。

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